Hina
「えー、起こさなかったらコージ、いつまでも寝てるんじゃなぁい?」
「別にそれでいいだろ。休日なんだから」
「やだよー、それじゃあ、どこにも連れてってもらえないよぉー」
「いいの、それで!休日は休みためにあるんだから!」
「違うよぉー、休日は普段できない事をするんだよぉー。パパがそう言ってたもん」
ぱぱぁー?どういうパパだよ・・・・・・もう駄目だ。
妃菜の声を聞いている内にすっかり目が覚めてしまった。
俺は、首をがりがり掻きながら起き上がった。