Hina

朝から疲労感と戦いつつ、ベッドから這い出た俺に妃菜が声を掛けた。


「やだぁー、コージ。また裸で寝てたの?」



妃菜の言葉に何の気なしに下を向いた俺は、二十六歳にしてへその下に生えている毛に白髪を見つけた。












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