Hina

「ねえコージ、どのパラソルに行くぅ?」

そういって振り向いた妃菜の後ろに、俺は更に驚きのものを見た。

日本人ならぬ量感、全てが長くゴージャス。そして無駄がない。

何のことをいっているのかと言うと・・・・・・

美女だ。

しかも普通の美女じゃない。世界級の・・・・・・

俺のぽかんとした顔と妃菜を飛び越した視線に、さすがの希菜も気付いたのか、怪訝そうな顔をして後ろを振り向いた。

そして素っ頓狂な声を出した。

「あれぇえ~、みいちゃん!みいちゃんだぁ~、久しぶりぃ~!」

< 50 / 78 >

この作品をシェア

pagetop