【短】キミと俺.



俺はどこかで期待をしていた。
あいつじゃなく、俺の傍に居てくれるだろうと。



でもキミは迷っていた。
分かれ道で立ち止まっていた。



今、目を閉じれば鮮明に蘇る。
確かに幸せだった日々




笑うキミがいて、
泣くキミがいて、
怒るキミがいて、



それが当たり前で続くと思っていた。




キミを失うのが怖かった。
自分のことばかり考えていたんだと思う。



< 2 / 9 >

この作品をシェア

pagetop