sweet love.



ここから小学校はチャリで10分。


高校は歩けば10分だし…


時計を見ると8:10になろうとしていた。



「ごめん、穂乃香…」


「うん、わかった」


全て言い終えてなかったが
穂乃香は学校に向かって歩き出した。



「さてと…兄ちゃんが学校まで
送ってやるからもう泣くな、なっ?」


小さな頭をぽんぽん撫でると
女の子は涙をこらえながら頷いた。



そして俺は来た道を
ひきかえはじめた。


< 13 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop