Garnet~大好きの伝え方
Ⅲ
いつからヨシを好きになっていたかなんて、私にはわからない。
忘れてしまうくらい前から、自然に、ヨシを好きになった。
ううん。これからだって、ヨシのいろんなこと好きになっていきたいし、好きになっていく。
はずだったのに。
突然叩きつけられた絶縁状。
別れの言葉。
私はガラスのように粉々にされた。
よりにもよって、全身全霊をかけた告白の、返事として。
大好きなヨシの言葉で。
冷たい廊下にへたり込んだまま、動けない。
涙は――出てこない。
頭の芯っていうか、胸の内側っていうか、具体的にどこって言いにくいところが、
まるで、空っぽのドラム缶を叩いているみたいにガーンボーンとうるさい。
忘れてしまうくらい前から、自然に、ヨシを好きになった。
ううん。これからだって、ヨシのいろんなこと好きになっていきたいし、好きになっていく。
はずだったのに。
突然叩きつけられた絶縁状。
別れの言葉。
私はガラスのように粉々にされた。
よりにもよって、全身全霊をかけた告白の、返事として。
大好きなヨシの言葉で。
冷たい廊下にへたり込んだまま、動けない。
涙は――出てこない。
頭の芯っていうか、胸の内側っていうか、具体的にどこって言いにくいところが、
まるで、空っぽのドラム缶を叩いているみたいにガーンボーンとうるさい。