Ｇarnet～大好きの伝え方

だから僕も真剣に、そして正直に、うなずいた。

「うん。……そうだよ。僕が言ってるのは、そういうこと。

僕は加奈が好きだよ。だからもし、そういうことしようってなったら……止まれない。

好きだからこそ、歯止めがきかない。

もしかしたら、加奈が嫌がることまで、するかもしれないんだ……」

「それが、怖いの？」

「……怖い。……すごく……」

「そっか。じゃあ、やっぱり切ないなー」

「え？」

「うんとね……ちょっぴり恥ずかしい話なんだけど……

そういうわがまま、ぶつけてほしいの。加奈ちゃんだけじゃなく、女の子って、たぶん、みんな。

私だってそう。特に、相手が自分のこと考えてくれた上で、ずっと抑え込んじゃってる気持ちとか……

時々、言葉で聞いてなくっても、受信できちゃうでしょ？

そういう時ね、ぶつけてほしいなって思うの」