Garnet~大好きの伝え方
「たぶん、だけどね」

と、急に自信なさげに微笑を浮かべたのは今が、ちょっと恥ずかしい話だからだろうか。

悠里がいたなら聞けたかどうかも怪しい、むしろ殺されかねないような話が、続く。

「あのね、ちょっぴりどころか、すっごい恥ずかしい話なんだけど……

女の子だってエッチなことは考えちゃうんだよ? キスとか、それよりもっと、そういう、こと、とか……」


「……」

濁された部分はあえて追求せず、ただうなずいておいた。

彼女は続ける。

「でもねでもね、もしそれが男の子のわがままでも、女の子から望んだことでも、傷ついた、なんて思わないんだよ。ヨシくんを好きっていう強い気持ちがある加奈ちゃんなら、なおさらね」

「いやでも」

口を挟もうとしたけど――
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