Garnet~大好きの伝え方
Ⅲ―Ⅲ
北川光一くんは、ふわふわした茶髪をしている。
カッコいいよりかわいいと言ってしまいたい男の子だ。
けれど、そんな、まるで羊みたいなイメージの彼が入っているのは剣道部。
そして見た目とは裏腹にとても熱血タイプで、ぶつかって、ぶつかってぶつかっていく男の子。
それが私の知ってる、北川くんだ。
園田善紀――私が、ヨシと読んでいる幼馴染み。
セピアの世界から抜け出したような、静かな雰囲気。
お気に入りのソファーに座って丸くなったら、ずっと動かなくなるクロネコのようなイメージ。
好きな季節は冬。家の中であったかくしてのんびりできるから。
好きな飲み物はジンジャーエール。初めて飲んだ炭酸だから。
本を読む時だけ眼鏡をかけるのは、お父さん譲りの遠視だから。
彼の部屋にミニテーブルがないのは、実は、私の部屋ですねをぶつけたことがあるから。
クッションがないのは、これもやっぱり私の部屋で踏んづけて、バランスを崩してこけたことがあるから。
カッコいいよりかわいいと言ってしまいたい男の子だ。
けれど、そんな、まるで羊みたいなイメージの彼が入っているのは剣道部。
そして見た目とは裏腹にとても熱血タイプで、ぶつかって、ぶつかってぶつかっていく男の子。
それが私の知ってる、北川くんだ。
園田善紀――私が、ヨシと読んでいる幼馴染み。
セピアの世界から抜け出したような、静かな雰囲気。
お気に入りのソファーに座って丸くなったら、ずっと動かなくなるクロネコのようなイメージ。
好きな季節は冬。家の中であったかくしてのんびりできるから。
好きな飲み物はジンジャーエール。初めて飲んだ炭酸だから。
本を読む時だけ眼鏡をかけるのは、お父さん譲りの遠視だから。
彼の部屋にミニテーブルがないのは、実は、私の部屋ですねをぶつけたことがあるから。
クッションがないのは、これもやっぱり私の部屋で踏んづけて、バランスを崩してこけたことがあるから。