Garnet~大好きの伝え方
Ⅲ―Ⅳ
初めて来るところだった。
わらび時計のある駅から少し歩いて、通りからそれた小道。
店の軒先まで平台を出して果物や野菜を売っている八百屋さん、
服のたくさんかかったカートをせり出させてる洋服屋さん、
少し暗い、だけど小ぢんまりしてゆったりできそうなカフェや、マイナーなスーパーがある細い道を抜けると、
そこは水族館だった。
初めて、来るところだった。
「こんなとこに水族館、あったんだ」
「意外とみんな知らないンすよね。でもけっこう前からあったんすよ。ま、ショーとかはやってないンすけど……」
「ふ~ん」
わらび時計のある駅から少し歩いて、通りからそれた小道。
店の軒先まで平台を出して果物や野菜を売っている八百屋さん、
服のたくさんかかったカートをせり出させてる洋服屋さん、
少し暗い、だけど小ぢんまりしてゆったりできそうなカフェや、マイナーなスーパーがある細い道を抜けると、
そこは水族館だった。
初めて、来るところだった。
「こんなとこに水族館、あったんだ」
「意外とみんな知らないンすよね。でもけっこう前からあったんすよ。ま、ショーとかはやってないンすけど……」
「ふ~ん」