Garnet~大好きの伝え方
1―3
僕は本を読んでいた。
いつもどおり図書室で、彼女を待ちながら。
そして夕焼けの頃、ようやくやって来たかと思った加奈は、ほの悲しい白い表情をしていた。
日に照らされている反作用で、どこか亡霊のようにさえ見えてしまう彼女。
いつもと違う様子に、どうしたんだよ、と訊ねずにはいられない。
彼女は、
「ヨシのバカ」
と、なぜかいきなり、僕を罵った。
罵って、一歩、近づいてくる。
なにか様子が変だと思った。
思ったときには、彼女の細い指が胸元で揺れるリボンにかかっている。
驚くより目を疑い、目を疑っている間に、驚くタイミングを逸した。
彼女は突然するりとリボンを取り、自然な流れでそのまま、ブラウスのボタンを上からプチプチと外した。
なにしてるんだよ、と、訊くべきなのに、少しずつあらわになっていく彼女のもろ肌に見入ってしまい、言葉を出し惜しむ。
僕の汚い欲望が、彼女の行為を止めようとしない。
ああという間に、彼女の胸元からへそまでが、白く覗く。
いつもどおり図書室で、彼女を待ちながら。
そして夕焼けの頃、ようやくやって来たかと思った加奈は、ほの悲しい白い表情をしていた。
日に照らされている反作用で、どこか亡霊のようにさえ見えてしまう彼女。
いつもと違う様子に、どうしたんだよ、と訊ねずにはいられない。
彼女は、
「ヨシのバカ」
と、なぜかいきなり、僕を罵った。
罵って、一歩、近づいてくる。
なにか様子が変だと思った。
思ったときには、彼女の細い指が胸元で揺れるリボンにかかっている。
驚くより目を疑い、目を疑っている間に、驚くタイミングを逸した。
彼女は突然するりとリボンを取り、自然な流れでそのまま、ブラウスのボタンを上からプチプチと外した。
なにしてるんだよ、と、訊くべきなのに、少しずつあらわになっていく彼女のもろ肌に見入ってしまい、言葉を出し惜しむ。
僕の汚い欲望が、彼女の行為を止めようとしない。
ああという間に、彼女の胸元からへそまでが、白く覗く。