Ｇarnet～大好きの伝え方

この数日、加奈と一緒にいて、以前よりもずっと自然体で触れていられるようになった自分に、驚いた。

二人きりになってもぎこちなくなることはない。

毎日毎秒見つけてしまう彼女の魅力にだって、どきどきはするけれど、抑えつけなくては抑えつけなくてはと、無理やりに蓋をしないで、すむようになってきてる。

それは、僕がそういう熱を認めたっていうよりも、一種の余裕みたいなものだと思う。

焦らなくてもいい。急がなくてもいい。

僕は加奈を好きだから、そう思ってしまう。

いろんなことを欲してしまう。

それを来たないだとか、不自然だとか思わなくてもいい。

そんな余裕を、持てるようになってきたんだ。