Garnet~大好きの伝え方
Ⅰ―Ⅳ
「ほら加奈ちゃん、上がってってちょうだい」
と、えくぼ全開のヨシママ。
「はぁい、それじゃあお邪魔しまーす」
最初からそれが目的だった私は、回覧板を渡してからそそくさ、ちゃっかりしめしめ、上がり込んだ。
いきなりヨシの部屋に行くのはお行儀が悪いし、ヨシママの後ろについていく。
回覧板を持ったヨシママは、リビングまで私を案内した。
「すぐヨシも降りてくると思うから、ちょっと待っててちょうだい。あ、座っててちょうだい。今なにか飲み物入れてくるから」
ちょうだい、っていうのが口癖のヨシママはそうして、リビングと続きになっているキッチンへ歩いていった。
うちのお母さんより少しふっくらしてるヨシママは、なんだか友達みたいに話しかけてくれるし、優しいから好きだ。
昔っからたくさんお世話になった記憶がある。
クッキーの作り方を教えてもらったり、とか。
と、えくぼ全開のヨシママ。
「はぁい、それじゃあお邪魔しまーす」
最初からそれが目的だった私は、回覧板を渡してからそそくさ、ちゃっかりしめしめ、上がり込んだ。
いきなりヨシの部屋に行くのはお行儀が悪いし、ヨシママの後ろについていく。
回覧板を持ったヨシママは、リビングまで私を案内した。
「すぐヨシも降りてくると思うから、ちょっと待っててちょうだい。あ、座っててちょうだい。今なにか飲み物入れてくるから」
ちょうだい、っていうのが口癖のヨシママはそうして、リビングと続きになっているキッチンへ歩いていった。
うちのお母さんより少しふっくらしてるヨシママは、なんだか友達みたいに話しかけてくれるし、優しいから好きだ。
昔っからたくさんお世話になった記憶がある。
クッキーの作り方を教えてもらったり、とか。