Garnet~大好きの伝え方
スタスタとまた歩き始めてしまう彼を笑って追いかけるも、内心、今の言葉は痛かった。
少し息が詰まった。

いつからか、私の中でとても大きくなっていた彼の背中と、存在。

それは幼馴染みっていう枠を洪水みたいに乗り越えて、もっと別の認識になった。

特殊で、特別な、気持ちに。

だから思いきって、好きだって告白したんだ。

高校に入って、同じクラスになれた時。

これはもう運命だって、そう決心して。
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