キミ座









そして今日も暗闇を見に、
松澤公園へと向かう。





数少ない街灯に照らされて見えた
ひらひらと舞い落ちる
桜の花弁は、とても儚げだ。




「(嗚呼、また春が終わる。)」






――――…この季節が、
一番自分にとって酷だ。







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