この恋、もう一度〜中学生から大人になっても〜

「志保、話さなければならないことがあるの。」

私は、お母さんの前に座った。


「…おじいちゃんの入院が長引きそうだし、お母さんね、宮田のおばあちゃんに、一週間でも構わないから、お父さんを向こうのお家で様子をみてもらえないかお願いしたの。」
宮田のおばあちゃんとはお父さんのお母さんで私は実は好きじゃない。


お父さんの家系の人は好きになれない。




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