イケメン御曹司とラブ甘同居
家の中庭にいる私たち。

振り返ると…家の門の前で、さっきの女子が南朋に向かって手を振っている。




「いいから遊んでよ!私、絶対満足させるから!篠倉くん、下手な女とは長く付き合わないんでしょー?」





ジロリと南朋を睨む私。




「し、知らねえよ俺は!あいつがデタラメ言ってるだけだって!」

「さようなら」


私は買い物の荷物を持ち上げて、すたすたと玄関に入った。



さっき…

あいつのこと優しいかもと思ったのは、取り消し。



やっぱりあいつ大嫌い。





玄関でブーツを脱ぎ、キッチン部屋へ。

そして大きなキッチン台に、買ってきた食材を並べた。




「実乃里!」


!?
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