イケメン御曹司とラブ甘同居
実乃里の髪や服には、ホコリがたくさんついてしまっていた。

俺は、実乃里の背中についたホコリを叩く。


優しいな、俺。←




「…あり・・がと」


髪の毛のホコリを取りながら、恥ずかしそうに言う実乃里。



「いいえ」

「…この箱の中身、全部キッチン用具みたいなの」

「で。棚の上の箱を取ろうとしたら、箱が落っこってきたってこと?」

「…うん」


腕をさすり、俺から目をそらす実乃里。




「…ケガは?」

「!」


実乃里の体を見渡す俺。


俺、本当に優しくね?←
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