イケメン御曹司とラブ甘同居
俺がキッチン用具を片づけている横で、ハンバーグをさっと作ってくれた実乃里。


普段遊んでいる俺でも、女にこんなことしてもらうのは初めてだ。




「ご飯どれくらい食べる?」




炊飯器の前で、茶碗としゃもじを持ちながら言う実乃里。




「…大盛り」

「わかった」


実乃里は茶碗に大盛りによそったご飯を、俺に差し出した。



「…サンキュ。いただきます」

「どうぞ」


箸でハンバーグを一口サイズに切り、口に運ぶ。









「………うま」

「え?」
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