イケメン御曹司とラブ甘同居
「……そうだったの。ごめんなさい、私…」

「いいのいいの。謝らないで!」


全てを話終わると、虎之助は申し訳なさそうに謝ってくる。



やっぱり、重いよね話が(汗)

だから話そうか迷ったんだ…




「話してくれてありがとう。実乃里辛かったでしょう」


虎之助の言葉に、私はちょっとだけ笑顔を返した。




「今住んでる、その…実乃里のお母さんの友達?その人はいい人なんでしょ?」

「うん!とってもいい人だよ。私をこの高校に入れてくれたし…本当に優しい人」

「なら良かったわ。この高校に入れてくれたってことは、その人もなかなかの金持ちね」

「うん…実はね。その人の実の息子も、この高校に通ってるんだよ(汗)だから私…この高校に転校してきたんだ」

「え、そーなの!?誰々??同じ歳?」


それも言おうか迷った(汗)

でも、ここまで言ったら、言わないわけにはいかないよね。




「…篠倉 南朋って知ってる?」

「篠倉くん!!?」




虎之助の目付きが変わる。




「あんた篠倉くんの家に住んでるの!?キャーー羨ましい♪♪」


羨ましい…?



「だってだって♪篠倉くんっていったら、うちの学年…いやいや!この学校でトップクラスのイケメンよ!?」
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