イケメン御曹司とラブ甘同居
「虎之助…」

「話してくれてありがとう。実乃里こと、少しわかった気がするわ。あとはこれから少しずつ…お互いのこと、自然に知っていけばいいわよね。あ!連絡先聞いてもいい?」

「もちろん!」


私は虎之助と、携帯の番号とアドレスを交換した。


それから私たちは、他愛もない話をずっとしいて、午後の授業は全てサボってしまった。



「もうホームルーム?時間経つのって早いわね…」

「本当だね。教室戻ろうか」

「そうね。私たちが二人で歩いてたら、周りはカップルかと思うかしら♪」

「はは♪そうかも~」



私たちはそんな会話をしながら、肩を並べて教室へと向かった。




授業をサボった分だけ、

友情が生まれているような気がした。
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