イケメン御曹司とラブ甘同居
実乃里は、俺の髪を見て言った。



「いや…ちょっと汗かいたから入っただけ」

「…そっか。夕飯食べるよね?」

「うん」


実乃里は買い物袋をカウンターのテーブルに置き、流し場で手を洗っていた。




「…なんか食うもんある?」


買い物袋の中を見る俺。




「お菓子でよければあるよ。そこの棚にない?」


冷蔵庫の横の棚を指差す実乃里。

俺は、棚に置いてあるお菓子に手を伸ばす。




「結構お菓子買ったな(汗)こんなに大量に…」

「昨日安かったから買ったんだよ(汗)南朋の部屋に補充してるお菓子、もうほぼないでしょ?」

「え…」


俺の動きが、ピタリと止まる。
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