イケメン御曹司とラブ甘同居
俺は部屋のドアを閉めて、親父と廊下に出る。



「実乃里ちゃんのこと…頼むぞ」


!!

そう言って、タバコに火をつける親父。





「頼むって…」

「俺は明後日にはもう、日本を出なきゃならない。明後日からこの家には、御前と実乃里ちゃんだけなんだから…」

「ああ…」


そういうことか。




「学校も、お前と一緒になるんだから…手助けしてやれよ?実乃里ちゃんは、もう親がいないんだから…」

「…ああ」


親がいないのは…

気の毒だと思うけど…



< 81 / 391 >

この作品をシェア

pagetop