イケメン御曹司とラブ甘同居
「…買い物。このキッチンになにもないんじゃ、料理作れないでしょ?」


材料どころか、調味料とかも全然ないし…




「…じゃ、俺も行く」

「!」


冷蔵庫を閉め、私の前を通りすぎる男。




「”行く“って…?」

「あ?お前買い物行くんだろ?…なら、俺もついていくってこと。家になんも食うものないし、なんか食いに行きがてら」

「ああ、そういうこと…」

「お前、玄関で待ってて。したくしたら、すぐ行くから」

「え!?一緒に行くの!?」


そんなの嫌だ!




「…お前、この辺の道わかんのか?それに…荷物ひとりで持つのかよ?俺がいれば、たくさん買い物できるぜ?」

「・・・」


男は、無表情でそう言った。
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