トールサイズ女子の恋【改稿】
◆第14章:遂に恋人の部屋へ
水瀬編集長が住む5階建てのマンションは都心部にあり、自分が住んでいるアパートよりも立派すぎて、雑誌の編集長クラスになるとこんなにも立派なところに住むんだ。
私たちは中に入ってエレベーターに乗ると水瀬編集長は3と書かれているボタンを押し、静かにエレベーターが上昇するんだけれど、私の緊張も同じように心拍数が上昇している。
同じ社員という関係からついさっき恋人同士になったばかりで、しかも両想いになったその日に恋人の部屋に来ているんだもの、緊張しないわけがない。
やがて3階に着くとエレベーターから降りて廊下の突き当たりまで歩くと、表札に『水瀬』という文字があって、ここが水瀬編集長の部屋なんだ。
「ここが俺が住んでいる部屋だよ。どうぞ」
「お邪魔します…」
ドアを開けてもらい中に入るとスリッパを出されたので履いてあがり、付き合っている恋人の部屋の初訪問なのできょろきょろと間取りをチェックすると、玄関を入ってすぐキッチンとダイニングがあり、水瀬編集長が2つあるドアの内の1つのドアを開けると、そこの部屋にはソファーとローテーブルとテレビがあり、寛ぐための空間となっていた。
「ソファーに座って待っていて」
「はい…」
私がソファーの右端にちょこんと座ると、水瀬編集長はドアを開けたままキッチンに向かい、ヤカンを使って何かを沸かし、私は何もすることがないから部屋を見渡してみると、この部屋の家具はひとつひとつが黒で統一されているスタイリッシュなデザインで、私が座っているソファだって羽毛の感触があるから座り心地がいいもの。
自分が使っている小型のテレビよりも大きいテレビの隣には縦20センチくらいの本棚があり、『Clover』やファッション関係の本、文庫サイズの小説やバスケットボールの本が隙間なく入っていた。
そしてその本棚の上には写真楯が幾つか置いてあったので、ソファーから立ち上がって写真盾の中に入っている写真をよく見ると、水瀬編集長の家族写真やバスケットのユニフォームを着てピースする若かりし頃の水瀬編集長と仲間たちが写っていて、写真で見てみても水瀬編集長って学生時代の頃から格好いいから、身長が低くて振られていたなんて信じられない。
私たちは中に入ってエレベーターに乗ると水瀬編集長は3と書かれているボタンを押し、静かにエレベーターが上昇するんだけれど、私の緊張も同じように心拍数が上昇している。
同じ社員という関係からついさっき恋人同士になったばかりで、しかも両想いになったその日に恋人の部屋に来ているんだもの、緊張しないわけがない。
やがて3階に着くとエレベーターから降りて廊下の突き当たりまで歩くと、表札に『水瀬』という文字があって、ここが水瀬編集長の部屋なんだ。
「ここが俺が住んでいる部屋だよ。どうぞ」
「お邪魔します…」
ドアを開けてもらい中に入るとスリッパを出されたので履いてあがり、付き合っている恋人の部屋の初訪問なのできょろきょろと間取りをチェックすると、玄関を入ってすぐキッチンとダイニングがあり、水瀬編集長が2つあるドアの内の1つのドアを開けると、そこの部屋にはソファーとローテーブルとテレビがあり、寛ぐための空間となっていた。
「ソファーに座って待っていて」
「はい…」
私がソファーの右端にちょこんと座ると、水瀬編集長はドアを開けたままキッチンに向かい、ヤカンを使って何かを沸かし、私は何もすることがないから部屋を見渡してみると、この部屋の家具はひとつひとつが黒で統一されているスタイリッシュなデザインで、私が座っているソファだって羽毛の感触があるから座り心地がいいもの。
自分が使っている小型のテレビよりも大きいテレビの隣には縦20センチくらいの本棚があり、『Clover』やファッション関係の本、文庫サイズの小説やバスケットボールの本が隙間なく入っていた。
そしてその本棚の上には写真楯が幾つか置いてあったので、ソファーから立ち上がって写真盾の中に入っている写真をよく見ると、水瀬編集長の家族写真やバスケットのユニフォームを着てピースする若かりし頃の水瀬編集長と仲間たちが写っていて、写真で見てみても水瀬編集長って学生時代の頃から格好いいから、身長が低くて振られていたなんて信じられない。