トールサイズ女子の恋【改稿】
◆第4章:ランチデート
ベットの側にある目覚まし時計のアラームが鳴ったので腕を伸ばして音を止め、ベッドのシーツから出るのが億劫で、暫くシーツにくるまる。
「もう朝になっちゃった…」
なかなか寝付けなくて、寝たのは3時間くらい前だったしな。
何故なら着ていく服のコーディネートを考えたりしていたので、寝る時間が少なくなっちゃたのだ。
「ランチをするだけなんだけどな…」
そう、今日のお昼は水瀬編集長と一緒に食べる約束をしている。
私のスマホを探してくれたお礼をしたくて何がいいかなと思ってたら、水瀬編集長からランチを一緒にと提案されたのだ。
私は起きてファッション雑誌の『Clover』のコーディネートのページをめくって手持ちの服を確認するんだけど、水瀬編集長はお洒落な人だからその隣に歩くとしたらあまりラフ過ぎない方がいいのか、カッチリとした印象のスーツ系で行くべきか、自分の年齢に合わせた物にするか…、そんな事ばかり考える。
ページに登場するモデルたちは160センチくらいでどんな洋服を着ていても似合うからいいけれど、それに比べトールサイズ女子の私は170センチを超えてるのでワンピースやスカート等は膝が目立つし、服を買おうと思ってもお店だと『大きいサイズ』という括りになるので、デザインも可愛いのが少ない。
お店に可愛いのがなければネット通販になるけれど、試着が出来ないデメリットもあって失敗したことも何度もあるから、お店やネット通販での買い物に苦労するのはトールサイズ女子の悩みの1つだ。
「早く決めなくちゃ」
駅までの移動を考えて、考えて考えぬいて決めたのは、ブラウスにプリーツスカートというシンプルなコーディネート。
「『Clover』でも取り上げられているコーディネートだし、これなら違和感ないよね」
スマホも忘れないようにというか、落とさないようにバッグの中に入れて部屋を出た。
「もう朝になっちゃった…」
なかなか寝付けなくて、寝たのは3時間くらい前だったしな。
何故なら着ていく服のコーディネートを考えたりしていたので、寝る時間が少なくなっちゃたのだ。
「ランチをするだけなんだけどな…」
そう、今日のお昼は水瀬編集長と一緒に食べる約束をしている。
私のスマホを探してくれたお礼をしたくて何がいいかなと思ってたら、水瀬編集長からランチを一緒にと提案されたのだ。
私は起きてファッション雑誌の『Clover』のコーディネートのページをめくって手持ちの服を確認するんだけど、水瀬編集長はお洒落な人だからその隣に歩くとしたらあまりラフ過ぎない方がいいのか、カッチリとした印象のスーツ系で行くべきか、自分の年齢に合わせた物にするか…、そんな事ばかり考える。
ページに登場するモデルたちは160センチくらいでどんな洋服を着ていても似合うからいいけれど、それに比べトールサイズ女子の私は170センチを超えてるのでワンピースやスカート等は膝が目立つし、服を買おうと思ってもお店だと『大きいサイズ』という括りになるので、デザインも可愛いのが少ない。
お店に可愛いのがなければネット通販になるけれど、試着が出来ないデメリットもあって失敗したことも何度もあるから、お店やネット通販での買い物に苦労するのはトールサイズ女子の悩みの1つだ。
「早く決めなくちゃ」
駅までの移動を考えて、考えて考えぬいて決めたのは、ブラウスにプリーツスカートというシンプルなコーディネート。
「『Clover』でも取り上げられているコーディネートだし、これなら違和感ないよね」
スマホも忘れないようにというか、落とさないようにバッグの中に入れて部屋を出た。