トールサイズ女子の恋【改稿】
◇第11章:背が高くても、恋、したいです
私はお会計してタクシーを降りて腕時計を見ると時刻は23時になろうとしていて、四つ葉出版社のビルの1階と2階は電気が点いてなくて真っ暗で、姫川編集長曰く、水瀬編集長がいるであろう3階の1つの部屋に明かりが点いている。
「いる―…よね?」
そーっとロビーに入って階段を1段1段昇る度に足音だけが響いて、幽霊とかそういった類が出てきてもおかしくない。
3階について廊下に出るとドアの隙間から明かり漏れている所があったので、あそこに水瀬編集長がいるんだけど在庫室で突き飛ばして以来だし、水瀬編集長の顔を見てちゃんと話せるだろうか。
私はドアの前に立って深呼吸をしてからドアをノックをすると、中からガタッガタッと音がしてドアが開き、スマホを手にした水瀬編集長が現れた。
「今晩わ…、突然来てすいません」
「ううん、中に入っていいよ。ここに座って」
「失礼します」
私は中に入ると会議室の机の上には膨大な数のファイルや紙の束や写真が置かれて、そしてノートパソコンが1台あるので、姫川編集長が言っていた通りにここで仕事をしていたのが分かる。
水瀬編集長が椅子を引いてくれたのでそこに座ると、水瀬編集長は私の右側に椅子を持ってきて座った。
「さっき高坂専務から連絡があってさ。今から星野さんがそっちに行くからって、本当に来るとは思わなかった」
「お仕事中にすいません」
「それは気にしてないよ。それよりも、ここに来る前に泣いてたよね?目、とても赤いよ?」
「えっ…?あー…、これはBarでちょっと…」
水瀬編集長が指を使って自身の目を指すんだけど、これはBarで一気に感情が溢れて泣いちゃって、その後は高坂専務たちに背中を押されてタクシーに乗ったから、メイクなんて直してなかったし、目がとても赤いなんて自分でも分からなかったけど、そんなことよりも聞きたいことがあってここに来たんだから。
「いる―…よね?」
そーっとロビーに入って階段を1段1段昇る度に足音だけが響いて、幽霊とかそういった類が出てきてもおかしくない。
3階について廊下に出るとドアの隙間から明かり漏れている所があったので、あそこに水瀬編集長がいるんだけど在庫室で突き飛ばして以来だし、水瀬編集長の顔を見てちゃんと話せるだろうか。
私はドアの前に立って深呼吸をしてからドアをノックをすると、中からガタッガタッと音がしてドアが開き、スマホを手にした水瀬編集長が現れた。
「今晩わ…、突然来てすいません」
「ううん、中に入っていいよ。ここに座って」
「失礼します」
私は中に入ると会議室の机の上には膨大な数のファイルや紙の束や写真が置かれて、そしてノートパソコンが1台あるので、姫川編集長が言っていた通りにここで仕事をしていたのが分かる。
水瀬編集長が椅子を引いてくれたのでそこに座ると、水瀬編集長は私の右側に椅子を持ってきて座った。
「さっき高坂専務から連絡があってさ。今から星野さんがそっちに行くからって、本当に来るとは思わなかった」
「お仕事中にすいません」
「それは気にしてないよ。それよりも、ここに来る前に泣いてたよね?目、とても赤いよ?」
「えっ…?あー…、これはBarでちょっと…」
水瀬編集長が指を使って自身の目を指すんだけど、これはBarで一気に感情が溢れて泣いちゃって、その後は高坂専務たちに背中を押されてタクシーに乗ったから、メイクなんて直してなかったし、目がとても赤いなんて自分でも分からなかったけど、そんなことよりも聞きたいことがあってここに来たんだから。