トールサイズ女子の恋【改稿】
◆第12章:俺の理想の恋愛side水瀬
どうしても来月号の『Clover』に載せたい特集があったから姫川の誘いを断って、普段ならやらない記事の取り下げと捩じ込みの作業を会議室でしていた。
数時間が経っても膨大な数のファイルと記事に使う写真を元にパソコンに入力し続けているので、これはこのまま会議室で夜を開けそうだな。
するとスマホに姫川からのメールで何処にいるか聞かれ、まだ四つ葉出版社の会議室にいることと泊まっていくことを伝えてまた作業に戻ると、今度は高坂専務から電話があった。
『お疲れ~、まだ四つ葉の会議室にいるんでしょ?』
「いますよ。取り下げの作業に時間がかかっているので」
電話をしながらパソコンをやるのはもう慣れたもんで、高坂専務と会話をしながらパソコンの入力を続ける
『そっちに星野さんがタクシーで行ってるから、ちゃんとドアを開けなきゃ駄目だよ』
「どうして俺の所に星野さんが来るんですか?」
『それは星野さんに聞いてねー、じゃっ』
「えっ、ちょっと高坂せ―…、切れた…」
俺の言葉が途中なのにブチッと通話が切れて、ツーツーツーと電話が終了した音が流れた。
俺の所に来るってたって何を聞けっていうんだよ?Barではいい雰囲気になったと思ったんだけれどトイレから戻ってみれば先に帰ってしまっていたし、在庫室で抱きしめた時は俺と同じような気持ちでいてくれたと思ったけれど突き飛ばしてきたし……、女性の心というか星野さんの心が分からなくて、胸に霧がかかっている。
数時間が経っても膨大な数のファイルと記事に使う写真を元にパソコンに入力し続けているので、これはこのまま会議室で夜を開けそうだな。
するとスマホに姫川からのメールで何処にいるか聞かれ、まだ四つ葉出版社の会議室にいることと泊まっていくことを伝えてまた作業に戻ると、今度は高坂専務から電話があった。
『お疲れ~、まだ四つ葉の会議室にいるんでしょ?』
「いますよ。取り下げの作業に時間がかかっているので」
電話をしながらパソコンをやるのはもう慣れたもんで、高坂専務と会話をしながらパソコンの入力を続ける
『そっちに星野さんがタクシーで行ってるから、ちゃんとドアを開けなきゃ駄目だよ』
「どうして俺の所に星野さんが来るんですか?」
『それは星野さんに聞いてねー、じゃっ』
「えっ、ちょっと高坂せ―…、切れた…」
俺の言葉が途中なのにブチッと通話が切れて、ツーツーツーと電話が終了した音が流れた。
俺の所に来るってたって何を聞けっていうんだよ?Barではいい雰囲気になったと思ったんだけれどトイレから戻ってみれば先に帰ってしまっていたし、在庫室で抱きしめた時は俺と同じような気持ちでいてくれたと思ったけれど突き飛ばしてきたし……、女性の心というか星野さんの心が分からなくて、胸に霧がかかっている。