あの花が咲く前に②





おばけが出てきたり

小さな仕掛けがあるたびに

詠は俺の腕にぎゅっとしがみつく。


「俺の心臓がもたねえ。」


「怖くなったの・・・?」


ほとんど泣いてる声で詠が言う。


「いや。

 お前が近くにいすぎるから。」


「はぁ!?/////////。」


「何なんだろうな。

 他の奴とは 違う感じがする。

 変な気持だ。

 別に・・・普通に友達なのに。」




< 236 / 247 >

この作品をシェア

pagetop