あの花が咲く前に②





・・・もしかして。

俺は ボサボサちゃんのそばに

歩み寄って 目線を合わせた。


「あ・・・あわわわわわわわ。」


ボサボサちゃんが焦る。


「あ。朝の?」


「・・・いや。

 私は友達で。あっ。だから

 友達の友達で!!」


「わかったから・・・。

 名前は?」


「友達の・・・ですか?えっと。」


「いや。お前の。」




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