今の方が 好きだよね?
気持ちを伝えて
お母さんと話してから数日がたった。
翔とはまたおうちデート。
またまたゲームをしていた。
「真依ってさ、なんか、ちょっとだけ俺のこと避けてる気がするんだよな。」
ぽつりと翔が漏らした。
「え!?
真依!?!?」
翔が途端に慌てた声を出した。
私は、泣いていたのだ。
どうにもできなくて私は、
「もう帰るねっ!」
とだけいい、泣きながら翔の部屋を出た。
後ろからは翔の何か言っている声が聞こえたけど、振り向くこともできずに逃げた。
結局、翔を…とか言いながら、自分がいちばん大事なんじゃんと思って、また泣いた。
私が悪いのはわかってる。
こんなことをしても、翔が私のことを嫌いにならないで、って思ってる自分がいる。
それがものすごく嫌で、また自己嫌悪する。
今の私、最悪だ…。