輝龍―伝説篇―【気まぐれ更新中】





その時、手合わせを観戦している下っぱに目を向けていたあたしの隙を突いて、翔の回し蹴りが…















って感じが普通だけど、あいにくあたしたちは普通にできてない。






シュッ





フワッ






「よっと。」






あたしは身をひるがえし、バク転で後ろへかわし、翔の背中に蹴りを入れた。






「翔こそなめんなよ?あたしが簡単に隙見せると思うなよ?」






「「うお~!」」






ガクッと膝をついた翔に、あたしが言った言葉に下っぱたちが湧いた。






「やっぱり敵いませんか…(勝ったら…なんて何度考えたか…)」






あたしはうなだれる翔の肩を叩いて、翔を通り越して、倉庫の外に歩いて行った。







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