輝龍―伝説篇―【気まぐれ更新中】
いち
「はぁはぁ…」
「ヘバんの早ぇえよ。」
あの日以来。
あたしたちの使っていた輝龍の倉庫は黒蛇のものになった。
そして、あの日の約束通り、輝龍は消えた。
だからあたしたちは、輝龍復活のために、下っぱを強化している。
輝龍の倉庫が使えない今、あたしたちは新城グループの使われていない倉庫を使っている。
あの日のことは、親父や先代に話した。
全員、あたしの選択が正しいと言って、輝龍が解散になったのに、この選択をしたあたしを責めなかった。
あたしは、そんな先代たちのためにも、
輝龍を1日でも早く復活させると誓った。