輝龍―伝説篇―【気まぐれ更新中】
バンッ
「神崎 結衣はどこだっ!!どこだどこだどこだ!」
急に奥から出てきた男が血迷ったように叫ぶ。
「結衣…アイツ誰だ?」
慧があたしと背中を合わせて、耳打ちするように尋ねてくる。
「アイツは恐らく…黒蛇総長だね。でも…総長が出てきたってことは…」
アイツがいるってことか…?
「結衣?アイツって…?」
「いや、今回のことと関係ないよ。」
ふーん、と言って慧は、すぐ敵の中に突っ込んで行った。