輝龍―伝説篇―【気まぐれ更新中】
「ん…―」
「起きろ…」
後ろから来た奴等が必死に結衣の寝顔を見ようとする。
寝ぼけている結衣の姿がレアすぎて、見せたくなくて…
「早く起きてくれ。」
強く揺さぶって、他の奴等から隠すように覆い被さった。
「おいっ、慧っ…」
「てめ…」
「何を…」
後ろで叫ぶ皆に構わず、俺は結衣を抱き上げた。
「…………い。」
「えっ…?!」
突然すぎて、正確には何を言っていたか分からないけれど。
「けい。」
都合の良い解釈かも知れない。
でも…
そろそろ俺も、限界だぞ…?
―――慧side end―