輝龍―伝説篇―【気まぐれ更新中】





なんでだろ。俊は顔を手で覆って、あたしから視線を外したまま動かない。





仕方ないから、絶対使わないと思ってたアレで許してもらおう。





怒ってる時に絶対許してもらえるらしい裏技…




首を傾げて…耳元で囁く、ただそれだけ。





「しゅん?」



「…っ!!結衣やめろっ!!」





でも…失敗だったようだ。




あたし、羞恥に耐えてやったのに。





なのに、ますます怒ってしまったらしい。(実際は照れてるだけ)
あたしはもう一手を試すことにした。







< 9 / 95 >

この作品をシェア

pagetop