俺様彼氏とあたし様。
俺様誕生
キラキラまぶしい太陽が輝く暑い夏の日、俺は産まれた。




「すげぇな!!サルみてぇだ!!」

「でも、蓮司にそっくりじゃん。本当にかわいい!!」

「名前…。どうする?」

「日向!!蓮司が仕事で日本にいない間に考えてたんだよ!!」

「じゃあ決まり。今日から俺が親父だぞ日向」



天道 日向(テンドウ ヒナタ)



親父の蓮司は世界一のモデルをしてて、母親の亜香里は祖父ちゃんの会社の副社長。



俺みたいなやつをボンボンと言うらしい。



「日向!!今何て言った!?」

「うるしぇ亜香里って言った!!」

「パパのマネしないの!!あんたまだ3歳でしょ!?」

「パパは『俺がいない間は、日向が亜香里を守れ』って言ってたぞ。だからパパのマネっこするんだ」

「カワイイんだけどさ、意味が違うよ。本当に蓮司に似てきたね…」



俺は親父の蓮司から顔と性格を受け継いだ。



頭は母親の亜香里に似て結構いい。



3歳で日本語よりも英語の方が達者だ。



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