俺様彼氏とあたし様。
そんな奴はあんまりいないのか、俺に言い寄ってくる女は皆俺を独占しようとする。



だんだん女嫌いになってきた…。



中学生になってもそれはかわらずに、俺はひねくれてしまいそうだ…。




「王子、制服似合うね」

「瑠奈も似合うよ」

「もう一回あたしとやり直さない?」

「ヤらせてくれたら考える」



冗談で言った言葉で俺の初体験は呆気なく終了した。



それがハマるんだ。



大人になった気分と、一時的な快楽を求めるようになった。



「日向、女遊びするならうまくやれ。お前の将来を潰さないための忠告だ」

「蓮司、俺を誰だと思ってんの?蓮司の息子だよ!?抜かりな~し」



蓮司の言うことは忠実に守る。



遊ぶ女は毎回違う。



でも口がうまい俺は噂にすらならない。



俺と一緒に女遊びをしてるのはやっぱり親友、琉伊。



琉伊にも蓮司の教えを守らせた。



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