俺様彼氏とあたし様。
しばらく、この先をどうしようか考えてたら、お兄ちゃんが帰って来た。



シカト…。



コンコンとノックされたドア。



お兄ちゃんが来たらしい。



「何?あたし今…」

「よぅ!!」

「あ…有り得ない…」



ドアを開ける日向。



その後ろからお兄ちゃんが顔を出した。



家に上げたのは確実にお兄ちゃん…。



「ごゆっくり~」

「ありがとヒロ」



最悪…。今はまだ部屋が暗いおかげで、顔を見られてない。



咄嗟にこの前の保健室みたいに布団を頭から被った。



パタンと閉まるドアとともに、日向の足音が近づいてくる。



「出て来いよ」

「ムリ!!スッピンだもん!!」

「気にしねぇよそんなの…」



そう言ってはぎ取られた布団…。



多分日向と目が合ってる…。



ベットの横にしゃがむ日向は、あたしの頭を撫でた。




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