俺様彼氏とあたし様。
俺と琉伊は毎日仕事と女に明け暮れた。



そんな中二の夏、俺は有名雑誌の専属の仕事をするようになった。



この雑誌はいまだに蓮司も出てる。



ある日、衝撃的なことを蓮司から言われた。



「今日が俺の引退の日だ」

「ウソ…」

「最後がお前となんて光栄だな」



蓮司はモデルを辞めて、新人の育成とブランドの開発に専念するみたいだ。



今まで追いかけてきた蓮司の背中は俺にはまだまだ大きく見えた…。



初めての蓮司との撮影は俺に新しい何かをくれた。



俺と蓮司は親子だけど世間はそんなこと知らない。



「お前仕事なめてんのか!?そんな顔しかできねぇならやめちまえ」

「すいません蓮さん…」



仕事での蓮司は本当に厳しい。



初めて連司に怒られた…。



俺も連司みたいにすごいヤツになるから。



今に越してやる。


その日を境に俺は女と遊ぶのを辞めた。



へんなところで噂が立ったら困るから。



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