俺様彼氏とあたし様。
部屋の前で立ち尽くしてたら、南チャンが出て来た。



「日向おはよ。どうしたの?」

「恭一君はまだ寝てる?」

「うん。あたし朝ごはんの準備するから行くね?恭に用事なら起こしていいよ」

「うん…」



へっ…。



ニヤニヤしながら恭一君のいる部屋の中に入った。



この人も上は裸で寝てんのか…。



何をしようかな…。



俺はベッドにもぐり込んで肩を揺すった。



「何だよ南…」

「南じゃないし…」

「は!?日向!?なんでいんだよ!!南は!?」

「昨日の事忘れたの?」

「昨日!?酔い過ぎてたから覚えてねぇって…。なんでお前服来てねぇんだよ!!」

「酷い!!恭一君のバカー!!」



そう言って部屋を飛び出した。



思い知れクソ親共め。



俺の欲求不満はハンパなく怖いって事だよ。




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