俺様彼氏とあたし様。
朝飯を食った俺達は、部屋に戻って出かける準備をした。



どこに行こう…。



今までの人生でデートと言うものをしたことがない。



「日向、桜が昨日水族館に行ったんだって!!」

「行きてぇの?」

「うん!!」



日に日に寧音が可愛く見えてくる…。



自覚はないけどそんなに好きなのか?



水族館はタクシーに乗って20分のところにあった。



今日も強制的に繋いだ手。



恥ずかしがる寧音が最高にカワイイ。



寧音はモデルだけあってスタイルもいいし流行の先端を行ってる服装。



しかも、一つ一つが気を使われてる感じで俺は好きだ。



二人とも背が高いから目立ちたくなくても目立つ。



俺、何気に売れてるし。



だから、若い人にはかなり声をかけられた。



「イルカショー見たい!!」

「おう」



今日の寧音は、女ってよりも、女の子になってる。



それもまたいい…。






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