俺様彼氏とあたし様。
部屋に戻ると、日向が携帯で遊んでた。



「寝るなよ?」

「さぁね。早く上がんないと寝ちゃうよ?」

「マジ無理!!ソッコーで浴びてくる!!今日は寝てても襲うから。覚悟しとけ」



そんなにヤりたいもんなのかね?



テレビがないこの部屋は、本当にすることがない。



あたしは化粧水を肌に馴染ませた。



少し焼き過ぎたかも…。



なんて思ってたら、本当に早く日向がバスルームから出てきた。



また上着てないし…。



「寝るか!!」

「うん」



電気を消してから同じベットに入ってキスをした。



今日はソフトだ…。



気持に余裕でもあるんだろうか。



日向の腕が熱い。



「怖くねぇの?」

「うん。だって日向だもん」

「素直でよろしい」



月明かりに照らされて、日向が笑ったのが分かった。



日向とならなにも怖くない…。




< 148 / 425 >

この作品をシェア

pagetop