俺様彼氏とあたし様。
いつもはサラッと離れられるのに、今日は何だか離れたくない…。
あたしと日向はいつまでもマンションの前に立ってる。
「もう23時じゃね?早く中入れ」
「うん」
「じゃあな」
離された手が急に寂しさを増殖させた。
引き止めたい。
でも…。
素直になれないあたしは、日向の背中を見つめる。
「あっ」
「何?」
そう言って戻って来た日向は、何か少し意地悪っぽい表情をしてる。
目の前で立ち止まった日向は、片手で頬を触りながらあたしの髪を軽くかきあげた。
「お別れのキス。してほしい?」
すごく意地悪だ…。
あたしが離れたくないって気持ちが伝わってしまったのかもしれない…。
妙に楽しそうな笑みを浮かべる日向はあたしを優しい目で見つめてる。
あたしと日向はいつまでもマンションの前に立ってる。
「もう23時じゃね?早く中入れ」
「うん」
「じゃあな」
離された手が急に寂しさを増殖させた。
引き止めたい。
でも…。
素直になれないあたしは、日向の背中を見つめる。
「あっ」
「何?」
そう言って戻って来た日向は、何か少し意地悪っぽい表情をしてる。
目の前で立ち止まった日向は、片手で頬を触りながらあたしの髪を軽くかきあげた。
「お別れのキス。してほしい?」
すごく意地悪だ…。
あたしが離れたくないって気持ちが伝わってしまったのかもしれない…。
妙に楽しそうな笑みを浮かべる日向はあたしを優しい目で見つめてる。