俺様彼氏とあたし様。
前進?
【日向】



毎日仕事尽くしの生活の中にポンッと埋まった寧音との約束。



15日まであと少し。



少しでも寧音と長くいたい俺は蓮司に助けてもらってスケジュールを少しだけ調節した。



おかげで15日は昼過ぎからヒマになった。



「ただいま…」

「おかえり日向。ご飯は?」

「何か疲れてて食いたくねぇ…。わりぃな亜香里」

「別にいいんだけど…。蓮司みたいに倒れたりしないでよ?」



心配する母親に一応謝ってから風呂に入った。



蓮司は何度か倒れたりしてたらしい。



疲れやすい体質なんだろうか…。



でも琉伊もかなり疲れてるっぽかったからな。



倒れる事はねぇと思う。



うん、15日までは突っ走る。



そしたら寧音に癒してもらうんだ…。



そう思いながら風呂で寝た。




< 162 / 425 >

この作品をシェア

pagetop