俺様彼氏とあたし様。
蓮さんが見てるおかげであたしは絶好調。



何気に褒められた!!



「ねぇ蓮さん、日向の誕生日さ、何あげればいいと思います?」

「寧音でいいんじゃね?」

「はぁ…。言うと思った…。物だよ物!!」

「物ねぇ…。服でも買ってやれば?」

「だって日向の服って高そうだし…」

「あいつ1000円の古着とかざらに着てるぞ。ちなみにこれもヒナのだ」



そうなの!?



すごく意外だ…。



素材がいいから何着ても似合うってやつ?



益々憎いね日向…。



蓮さんに相談しても何も解決しないままに撮影を終えて家に帰った。



最近は日向とただいまメールをし合う。



まだメールが来てないって事は仕事中なんだ。



「寧音は本当に行かないのね?」

「うん。15、16日は撮影だもん。おばあちゃんにヨロシク伝えておいて」

「ヒロもいないし…。戸締まりはしっかりね?」

「うん」



実家に帰省する親に日向が来る事は秘密。



ごめんね、お母さん。



だけど今はあたしの心が日向病でピンチなの…。




< 168 / 425 >

この作品をシェア

pagetop