俺様彼氏とあたし様。

あたしが琉伊達のそばに行くと、琉伊はあたしのことも日向君に紹介してくれた。



「知ってる!!Neneちゃんでしょ!?ナンナのモデルさんだよね？」

「うん…」



日向君があたしの存在を知っててかなりビックリ…。



女の子のファッション雑誌のモデルをやってるあたしを知ってるのは女のコくらいかと…。



正直嬉しかった。



それにしても…。



「蓮に似てる…」

「ははっ…。よく言われるよ」



笑った顔とか、横顔、真面目な顔も蓮に似てた。



でもこの人は蓮とは別人だし。



「蓮の方がカッコイイ…」

「はい!?」

「一生蓮には勝てないね？」



何て素直な感想を述べてしまった。



ポカーンとしてる琉伊と疾風。



日向君は一瞬凄く怖い表情になったけどすぐに笑顔になった。



マズ…かったかな…。