俺様彼氏とあたし様。
それは無理だ…。



土下座してでも止めたい。



「セナ君久しぶり。」

「蓮さん…。」

「何か聞き捨てならない言葉が聞こえたんだけど?約束と違わないかな?」

「はははっ…。俺、言いますよ?」

「バカ言ってんじゃねぇよ。お前が言った所で何か変わると思ってんのか?俺が圧力かけて揉み消すに決まってんだろ。」



何で蓮司が知ってんだよ…。



あっ…もしかしてこの為に俺にあんなに厳しく接したのか?



泣かせんじゃねぇよ蓮司…。



「セナさん、言いたいならどうぞ?もう自分の力で日本のトップに立てたからバレても皆俺を一モデルとして認めてくれると思うし。」

「はいはい、もういい。俺の完敗。本当にチクったら蓮さんに何されっかわかんねぇからいいよ…。」



マジか!?



言わないのか!?



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