俺様彼氏とあたし様。
その後はセナさんと撮ってから次の現場に蓮司と向かった。



「裏で勝手に動くなよ…。」

「はははっ!!俺のチビに何かする奴はどんな手使ってでも片っ端から潰すよ?お前はいつまでたっても俺のヒナだからな。」

「一生親鳥になれねぇじゃん…。」

「それが子供ってもんだ。運命を恨め。」



蓮司って実は熱い男だったりする?



いつか二人で酒飲みに行きてぇなぁ…。



俺が二十歳になる前に世界のトップに立つからな?



「成人のお祝いは俺が酒奢ってやるからな!?」

「何だそれ…。」

「取り合えず19歳で天下取ってやるって事だ!!」

「そしたら最年少記録だな?頑張れチビ。」



俺が追い掛けてた背中が少し近付いた。



それでもまだまだ遠い。



でも俺はやっちゃうよ!?



だって蓮司の息子だからな!!



< 210 / 425 >

この作品をシェア

pagetop