俺様彼氏とあたし様。
【日向】



寧音があんなに乱れちゃうとは思わなかった。



隣で寝てる寧音は、無意識に俺の腕に絡み付いて来る。



あんな顔を全国の男に見せんのか…。



ヤダな…。



でも仕事は仕事だよな。



うまく行く事を願おう。



そう思いながら目を閉じた。



「起きろコラ!!」

「いてっ!!はぁ!?何!?」



もう朝!?


急に腰に入った寧音の鉄拳で目を覚ました俺は、昨日の事を思い出して軽くニヤけた。



「キモイ日向…」

「黙れエロ寧音」



一気に顔が赤くなった寧音をほっといてベッドの下に落ちてるスーツを適当に着た。



今日はポスター撮り。



サクッといっちゃう?



でも蓮司がいるんだよな…。



親の前で寧音のあの顔は気まずい…。



「それでも仕事だ~!!」



そう言い聞かせて寧音と部屋を出た。




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